赤ちゃんに自分の親の名前をつける風習?

先月、わたしのイタリア人旦那のマンマのパートナー(パスクアーレさん)の娘が男児を出産しました。なんと、パスクアーレさんの娘は、自分が産んだ赤ちゃんに「パスクアーレ」と名付けたようです!

もう、「えーーー!!」しか出てきませんでした。失礼ですがイタリアの家族愛、べっとりしてて少し気持ち悪いぞ。と思っちゃいました。
しかし、これはイタリアの伝統的な名付けかたのようで、自分が産んだ第一子には、子の「家族」に当たる誰かの名前をつけることが古くからあるようです。

子どもの苗字は子のお父さん側になるので、わたしの旦那いわく「同姓同名にはならないから問題ないよ」と言っていました。(いや、いや、そんなこと言ってもねえ〜)

わたしの父親の名前は康夫(ヤスオ)ですが、自分の子どもに「ヤスオ〜ミルクの時間よ〜」なんて、想像しただけでもブルブル震えちゃいますよ。
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ところで、わたしの旦那は4人兄弟ですが、長男とおじいちゃんは同じ名前のイリオさん。そして、長女のラウラさんは、父親のお姉さん(ラウラさん)と同じ名前のようですが、長女ラウラさんが生まれるずっと前、なんとそのお姉さん(ラウラさん)というのは、20歳のときに彼氏に拳銃で打たれて亡くなったそう。

2回目の「えーー!!」が出ちゃいました。
ついつい「それって少しアンラッキーな名前じゃない??ほら、同じ運命をたどるんじゃないか、って思ったりしちゃうんだけど」と旦那に聞いたところ「なんで?そんなことあるわけないじゃん。人からもらう名前はすごく良いんだだよ」といわれてしまいました。
そっか。わたしにはよくわかりません。

きっと宗教の問題だと思うのですが「人は亡くなっても魂は繰り返し生まれ変わる〜」「亡くなった魂は神様に捧げられるから素晴らしいことなんだよ〜」ってことを「名前」で実行していらっしゃるんですね。

少し調べてみると日本では「同じ戸籍の者の名前を子供に付けてはいけない」という法律があるようです。
たとえば「花子(ハナコ)」と「花子(カコ)」はダメ、「花子(ハナコ)」と「華子(ハナコ)」は良いそう。法律で決まっているからこそ同名に対して、こんなにも拒否反応が出てしまうのでしょうか。日本人からするとタブーな名付けかたなんですよ。

そんなこんなで、1日中「パスクアーレ」が頭の中から消えませんでした。

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