日系企業の面接での、おっさんとのやり取り

前回の記事で、日系企業の面接官の日本人のおっさんにコテンパンにされたと書きました。
その記事はヤケ酒をしながら書いていたのでついつい「日系企業は嫌い」「海外に来てまで日系企業で働く意味がわからない」など日系企業の文句を書いてしまいましたが、冷静になってみると、それはただの「負け惜しみ」ですね。笑

ああ、恥ずかしい!いい歳して、ただの負け惜しみを書き散らすなんて。二度とお酒を飲みながら書くなよ、自分!

ところで、面接官のおっさんとのやり取りです。もうすでに、おっさんにイライラしていた感情は消え失せているので冷静に書けますが、やっぱりおっさんの言っていることは矛盾しています。

まず事の成り行きから。わたしが応募した求人は「未経験歓迎」と書いてあったので、その職種は未経験ですがメールで履歴書を送りました。
メールを送った翌日におっさんから電話があり、最初に言われたことは「未経験なんですよね?まったく経験がないんですよね?」でした。

わたしは「はい、まったく経験がありません」と伝えたところ、「面接をするので弊社にお越しください」とのことだったので行きました。

トラムで50分くらいかかり、おっさんのオフィスに到着、部屋に案内されおっさんと向かい合って席に着いた早々に「未経験なんですよね?」再び!

しつこいなこの人。と思うと同時に「未経験の方にはこの仕事が紹介できないんですよね」と言い放つおっさん。
「おいっ、なんでわたしを呼んだ?すごーく時間のムダ!!」と思い、一瞬ガックリしましたが「他のお仕事もご紹介できますよ」とのことでした。

「仕事の紹介の前にあなたの詳細を教えてください、個人情報は漏らさないので大丈夫ですよ」と、逆に怪しいと思いながら詳細を伝え、わたしの履歴書に沿って、質問をし始めました。

そこで、今回の問題が発生。「英語、どのくらいできる?」から始まり、おっさんによる英語テストが始まり「ボキャブラリーが足りない」「あなたの英語は中間くらいのレベルだ」「履歴書に英語ができます、って書いちゃダメだよ」「オーストラリアに2年住んだくらいじゃね〜」と、つらつら止まらず全否定!英語が出来なすぎる説教のようになってました。

そこまで言うか、このジジイ!オーストラリアでは不自由なく暮らして、現地企業で働いていたのに!とかなりイライラ、ショックが最高潮。

実を言うと、このおっさんはアメリカの大学を卒業(院卒?)何ヶ国語もマスターしているエリートジジイだったのだ。オーストラリアを否定してきたのも、アメリカに留学していたからだろう。

「お前と比べるな、アホ!」と思いながら、「じゃあ一体どんな仕事を紹介してくれるわけ?」と思い質問をしたところ、
「マネージャーポジションのマーケティング、ヒューマンリソース、アドミニストレーションとか、、」など、わたしには完全ムリな仕事ばっかり。履歴書見ればわかるのに、何でわたしを面接に呼んだのか聞きたいわ。

「でも、未経験ではダメですよね?」と聞いたところ「未経験でもいいんだけど、あなたの英語力が足りなすぎるからねぇ」と言ってきた。
いやいや、おっさん最初に「未経験の方には仕事を紹介できない」って言いましたよね?ってツッコみたかった。

ただその時はツッコむ余裕が一切なく、「英語が上達したらまたこのオフィスに来なさい。その時に紹介してあげるから!」や「あなたは英語の基礎があるんだから頑張ろうよ!」と励まされ、オフィスを後にしました。
なぜか帰り際におっさんが感じよくなってたけど、やっぱり悔しくてほろっと泣きました。そもそもわたしには場違いなエージェントだったのよね。何で呼ばれたのかさっぱり分からん。

そんなこんなで家に帰ってから旦那に報告、「ビール買ってきて!」と旦那をパシり、一緒にやけ酒をしていました。
やけ酒開始から30分くらい経った頃に電話が。

「今日はいいお知らせがあるよ。今週の日曜日から仕事が決まったよ!」と言う、別エージェントからの電話です。
自分の能力を全否定され(英語力)救いのない泥沼に落ちたような気分から一転、びっくりして電話で興奮!福の神が現れたような気持ちでした!嬉しすぎて、電話が終わったあと旦那とハグしまくり、やけ酒が宴会と化しました。

ひとまず落ち着いた翌日、おっさんとの面接時に気がかりだった「個人情報は漏らさないからね〜」と言う会話。もう仕事は決まったし、おっさんはネイティブレベルの英語力がある人しか雇わないだろうから、「早速仕事が決まったのでわたしの個人情報は一切削除してください」とメールをしました。

メールしたら、とってもスッキリしました。おっさんは全然悪い人ではなく、超エリートから見た、わたしの甘さや中途半端さを教えてくれたんだな、と思いました。

ただ、わたしはおっさんのような超エリートになりたいわけでも、なれることもないので、自分と家族の目標に向かって進んでいこうと思っています。
おっさんのようになりたいのなら、子どもの頃からの強い願望と血の滲むような勉強量、計画性がないとダメですよ。

このわたしの面接記は日系企業を悪く言いたい訳ではなく「こんなこともあるよ」くらいで流してくださいね〜。
とりあえず、仕事頑張ります。

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